【ギターのいろは】よく使われるギターの基本奏法7つを解説!

西尾大悟
投稿記事数 1件

ギターの演奏には様々な奏法(テクニック)が使われていますが、よく登場する奏法が幾つかあります。
今回は、ギター演奏で使われることが多い奏法の中から7つのご紹介です。

それらの奏法を使うことで、ギターの音に表情が生まれたり、表現に幅が生まれたりしますので、ギター初心者の方はぜひチェックしてみてください。

STEP.1

今回紹介するギターの奏法は以下の7つです。

1.アルペジオ
2.スライド/グリッサンド
3.チョーキング
4.ビブラート
5.ハンマリング・オン
6.プリング・オフ
7.トリル

STEP.2

アルペジオ

アルペジオは、コードを1音ずつ鳴らしていく奏法のことです。
コード(和音)を分散させて弾くことから、分散和音とも呼ばれます。
音を1音ずつ重ねていくので、コード弾きとは違った広がりのある音が特徴です。
先に鳴らした音を止めずに鳴らし続け、どんどん音を重ねていきます。

STEP.3

スライドとグリッサンド

スライドもグリッサンドも、弦の上を指で移動し音程を変える奏法です。
それぞれの違いは、スライドさせる位置が「明確に決まっている」のかスライドで、「決まっていない」のがグリッサンドになります。

上手くスライドさせるコツとして、最後まで指の力を抜かずに移動させることと、目的の位置までしっかり移動させることです。

STEP.4

チョーキング

チョーキングは、弦を上か下方向に引っ張って音程を上げる奏法です。
変化させる音程の量に応じて様々なチョーキングがあり、曲中でよく登場するのが「1音チョーキング」「半音チョーキング」「クォーターチョーキング」です。

ほかにも2本の弦を同時に鳴らし、2本ともチョーキングさせる「ダブルチョーキング」や、2本の弦のうち音程の低い弦のみ1音チョーキングさせ、2本の弦で同じ音程を作り出す「ユニゾンチョーキング」もあります。

チョーキングしたときに目的の音程になっていないと音痴に聴こえるので、チョーキング時のピッチ(音程)をしっかり確認しましょう。

STEP.5

ビブラート

ビブラートは、弦を一定の幅でチョーキングさせ、音に揺れを付ける奏法です。
ギターに限らずバイオリンや歌唱などでも使われ、揺れを付けることで音に表情が生まれます。

STEP.6

ハンマリング・オン

ハンマリング・オンは、弦を叩くように指を当てて音を出す奏法で、一般的にはハンマリング(オンを省略)と呼ばれています。
ピッキングした後に、指で叩くように弦を抑えることでハンマリングになりますが、あまり力まずにするのが上手くいくコツです。

STEP.7

プリング・オフ

プリング・オフとは、押さえている弦を弾いて音を出す奏法のこと。
ピックで音を鳴らさず、左手のみでプリング・オフをします。

プリング・オフは、ハンマリング・オンのあとに使われることが多い奏法です。

STEP.8

トリル

トリルは、ハンマリング・オンとプリング・オフをすばやく交互に繰り返す奏法です。
ハンマリング・オンとプリング・オフを繰り返す複合奏法なので、まずはハンマリング・オンとプリング・オフをしっかりできるようにしておく必要があります。

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