【DTM中級編講座】 転調に関しての解説!(Mrs. GREEN APPLE / 「ニュー・マイ・ノーマル」)
皆さんは作曲をする時に上手に転調を使えていますか?
転調は上手に使えば脱初心者できるテクニックですが、
使い方を間違えると違和感のある楽曲になってしまう諸刃の剣です。
今回はMrs. GREEN APPLE / 「ニュー・マイ・ノーマル」を題材に転調について解説していきたいと思います!!
STEP.1
「転調を正しく捉えよう!!」
まずはこちらの動画をご覧ください。
Mrs. GREEN APPLE / 「ニュー・マイ・ノーマル」の1番のCメロ譜とコード+メロディとなっています。
さて皆さんはこちらの音源を聴いて頂いて、どこで転調しているか分かりましたか?
正解はサビの1小節前にキーが「B♭」から「C#」へと転調しています。
もし音源を聴いてどこで転調したかわからなかった方は、
動画を何度も繰り返し聴いてどこで転調をしてるかというのを耳で認識できるようにしてください。
なぜなら転調を正しく使うために必要な能力は、
「理論で理解している」ことよりも「耳で聴いて感じる事が出来る」ことの方が重要だからです。
どんな意図を持ってそこで転調をするのか?
本当にここで転調する必要があるのか?
どれだけの音程転調したら求める景色になるのか?
ということを中級者の方は考えながら転調を使えるようになると、
意味をもった転調を使えるようになりとても良いかと思います!
STEP.2
「もし転調しなかったらどう聞こえるか」
ではもしこの曲がサビ前で転調しなかった場合どのように聞こえると思いますか?
こちらの動画をご覧ください。
さて原曲の転調した物と今聞いた転調しなかったものを比べてどのように感じたでしょうか?
是非2つの音源を聞き比べて感じたことを書き出してみてください。
STEP1でも書きましたが転調を正しく使うために一番必要なことは、
「転調をすることによってどんな効果を出したいか?」ということをどれだけ考えて転調を使えるかだと筆者は考えています。
音楽理論的に並行移動で転調してⅡ→Ⅴ→Ⅰに帰結さえできればどこへでも転調はできるかと思います。
ただそれによってメロディに無理がでてしまうと楽曲として破綻してしまい「転調する為の転調」になってしまいます。
個人的に初心者と中級者を隔てる違いはこの「技術の使い方」の点だと思います。
是非この記事を読んで頂いた方は転調を特別な物と考えずに、
メロディの表現技法の1つと捉えて使えるようにトレーニングしてみてくださいね!