ピアノ 初歩の初歩に注意すること(2)

Hiroe Shiba
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前回の「初歩の初歩に注意すること(1)」では、ポイントを3点、ご説明しましたが、今回はその続きの(2)になります。

初歩の初歩で注意すると良いことは、中級へのスムーズなアプローチになり、それは「上達にプレーキをかける要素を少なくする」という意味でもあります。

実は「初歩の初歩で注意すること」はもっとあるのですが、(1)(2)は是非、チェックなさってみてくださいね。

STEP.1

【白鍵幅の中心に指先を置く】

初歩の初歩で注意すること(1)のおさらいですが、まず「左右それぞれ5本の指を、白鍵一つずつのポジションにスタンバイ!」は、出来ましたでしょうか?

それがクリア出来ましたら、白鍵の幅の真ん中に指先が置かれているようにしましょう。

どうして白鍵幅の真ん中に指先を置くかをご説明しますと、「右端、左端に指先が寄っていると、ミスタッチの原因になるから」です。

現代グランドピアノの白鍵幅は22.5mm。隣の鍵盤との境に1mmほどの隙間もあります。

とはいえ小さな子供の生徒さんの場合、手がまだ小さくて指の力も弱いですよね。

ですから鍵盤幅の真ん中に指先を置くのは、子供の生徒さんには、最初のうちは無理かもしれません。

でも子供の成長は驚くほど速いですし、最初は難しくても心がけているとだんだん出来るようになっていきます。

是非、心がけてみると良いでしょう。

STEP.2

【背筋は伸ばし、肩は力を抜く】

ピアノの初歩の初歩(1)で、椅子の高さとピアノからの距離についてご説明しました。

今回は、それに続く「座った時の姿勢」です。

(ピアノを弾く姿勢とは、「支え」と「脱力=リラックス」のどちらもが出来ている状態が理想です。)

ピアノを弾く姿勢やフォームは、ステップ・バイ・ステップで学んでいくので、まずは2点、初歩の初歩でも出来るポイントを説明しますね。

それが「背筋を伸ばして、肩は力を抜く=下げる」です。

腰骨から背筋を上にピッと伸ばして、肩は脱力してみてください。

肩が脱力しているかどうかわからない人は、一旦、肩をうんと上げて、それからストンっと落としてみるとわかるでしょう。

まずはこの2点から、是非、トライしてみてくださいね。

STEP.3

首を振って数えない!

初歩の初歩では、拍子を数えることも学びます。

音の長さも休符も、学ぶ種類がどんどん増えていきます。

ピアノを弾きながら数を数える時、絶対にやめた方が良いのは、首を振ったり足でパタパタと数えること、です。

ピアノを弾く時に首を振ると、左右に振っても上下でも同じなのですが、身体の軸が崩れてバランスを失ってしまいます。

また、椅子に座って足でパタパタ動かして数えると、足の動きは少しずつ遅くなるので、リズムも拍も揃わなくなります。

なので、足のパタパタや首を振って拍子やリズムを数えるのは、やめましょう。

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